2014年4月16日水曜日

58 カルガモ 軽鴨

Anas zonorhyncha Swinhoe, 1866
Grey duck,Spotbill duck

ANSERIFORMES カモ目
ANATIDAE カモ科
ANAS マガモ属
○2014.04.16 牛久沼

  • 春先は、草地で見かけることが多いような気がします。
  • さて、この番いでは、胸と腹の境界がはっきりしていることから、右前が♂、左後が♀となるようです。
 

○2013.11.04 牛久沼

○2012.12.16 坂田ヶ池 
左が♂、右が♀か?

○2010.02.21 つくば植物園

  • カルガモの「軽」は、地名の軽池(奈良県橿原市大軽周辺)にちなんだもので、その周辺ではいつもみられたことからと言われています。山渓名前図鑑「野鳥の名前」
  • ♂♀の区別が難しく、仮に、エクリプスがいても分かるとは思えません。
  • ♂と♀の区別については、上尾筒,下尾筒及び腹が有効な部位であるとされていますが・・・

※ 山階鳥研報1989「羽色に基づく繁殖期のカルガモの雌雄判別」今村知子・杉森文夫によると
  • 上尾筒は,雄では光沢のある黒色を呈しており,雌では黒褐色で淡色の羽縁(fringe)あるいはspotをもつ羽毛が存在した。
  • 下尾筒も上尾筒と同様で,雄では光沢のある黒色を呈しており,雌では黒褐色で淡色の羽縁あるいはspotをもつ羽毛が存在した。
  • 腹は,雄では胸に比べ腹の羽の淡色羽縁の幅が狭くなっており,胸に比べ腹が濃褐色であった。そのため胸と腹の境界は明瞭であった。雌では,腹が胸と同様の幅のある羽縁の羽毛で,胸から腹にかけての境界はなかった。

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